最近、防犯カメラの設置が増えてきました。取り付ける方々には様々な理由があります。
体験談をご覧になりたい方は下記のリンクからご覧になってください
空き巣被害や駐車場の車への被害などは繰り返し行われることもあるそうです。
- 駐車場に止めている車のタイヤを盗まれた
- 泥棒の被害にあった
- 寝ている間に不法侵入されて怖い思いをした
- ハウスや畑の作物を盗まれた
- 家畜のお産やトラブル時に早く駆け付けたい
- 盆栽を盗まれた
僕は電気屋なので、上の体験談のようにお客さんから色々な相談を受けるのですが、正直な所いざ防犯カメラを設置してみよう!と思っても、カメラの種類や値段もバラバラでどういったものが良いのか見当もつかない状態でした(; ・`д・´)
防犯カメラのカタログに書いてある数字もなんのことやらサッパリ解りませんでした。
いくつか実際に設置した経験して、どういった物が良いかわかるようになりましたので、これから設置を検討する人の為に少しでも役に立てばと思い記事にしてみました。
防犯カメラの種類
調べて見ると一口に防犯カメラといっても、色々なタイプがある事が解りました
- カメラにはワイアレスタイプ(無線)と有線タイプがある
- 夜間の撮影は赤外線方式(白黒)とわずかな光でも撮影可能なタイプがある
- 防水性能が無い物もある
- 撮影角度と距離はレンズの種類で決まる
- カメラには最低照度がそれぞれ決まっている(最低限必要な明るさ)
- 画素数 30万画素~200万画素など (画面の綺麗さに影響する)
- 録画はハードディスクかSDカードを差して使うタイプの物がある
- ネットに繋ぐことで外出先からも映像の確認が取れるものもある
- あくまでも犯罪に合わないのが目的なのでカメラは目立つ方が良い
- 本物とダミーカメラを複数台設置すると防犯効果が上がる
- カメラには電源が必要
防犯カメラの基礎知識
カタログに書いてある数字や意味が解らなかったので、色々と調べました。
防犯カメラの無線について
無線のカメラは安価ですが、実は弱点があります。
親機と子機との間で電波を飛ばして録画する方式なのですが、wifiなどの電波障害によって映らない事があります。
また第三者に無線を傍受されないようにホッピングという無線の周波数を一定間隔で変える機能があるのですが、周波数の切り替えている瞬間は撮影できてませんでした。
無線式の物は全体的に画像が粗いです。
映像をチェックした時に「何かが動いているな。」というぐらいで、人の顔の判別までは難しいです。。
夜間撮影時の赤外線について
夜間の撮影は、赤外線を使って撮影するタイプが多いです。
白黒映像になる為、日中よりは見づらい映像となります。
最近は色を付けることが出来る赤外線カメラも出てきました。
防犯カメラが白黒になる理由は、こちらで説明します
赤外線の反射を利用するため、赤外線の照射距離がかなり重要。
カメラから7m程の物が多いです。
撮影対象が近くにあったり、防水ケースにカメラを入れると赤外線が反射してハレーション(白っぽくボケる)が起きやすく、設置する際に注意する必要があります。
夜間撮影については、リンク先の記事で詳しく解説します
防水性能
防水・防塵の基準としてIP〇5以上が欲しい。
IPのあとの数字が二つあり①つ目が防塵性能②つ目が防水性能を表しています。
防塵は0~6防水は1~8まであるのですが、防水対応と暈した記載があっても実際はIP〇4とかの場合もある
IP4以下は屋根なしの場所では5分以上の雨風にさらすのは危険。
耐久性が高いものでもケースに入れるか軒下の設置で雨に直接濡れないような工夫が必要です。
物によっては防水対応とだけしかカタログに書いてない場合もあり、よく確認したほうが良いです。
撮影角度について
レンズの種類で大体撮影できる範囲が決まってきます。
- 魚眼タイプなら広く浅く
- 挟角タイプなら狭く長く
広範囲を撮影したいのか、遠くまで撮影したいのか用途によって選ぶと良いです。
器用な人はレンズを自分で交換するらしいです。
画素数について
撮影した映像のきめ細やかさに影響するので可能ならば100万画素以上がおすすめです。
目安として30万画素はインターホンぐらいの映像レベル。100万画素でTVの映像レベルです。
録画する為に必要な物
カメラ以外にハードディスクかSDカードが必要です。
機種によって仕様が違うのですが、
比較的安いのはSDカードを使うタイプ。
ハードディスクタイプは高価で高機能タイプ。
最大の違いは録画の保存できる期間です。
ハードディスクは2~3か月保存できますが、
SDカードの場合は短いものだと3日程度で消えてしまいます。
これだと犯罪にあった際に旅行や出張で家を空けていたら気が付く前に消えてしまう事になります。
おすすめは断然ハードディスクタイプです。
カメラに対応した物出ないと最悪使えないので購入時は使用するカメラと互換があるか確認してください。
電源
延長コードで、電源を使うのは止めた方が良いです。コンセント抜かれてしまう事もありますし、何より接続部分が濡れて漏電の危険性があります。
簡単に抜かれないように新たに電源を用意しましょう。
できれば電源ボックスに鍵をかけて悪戯されない工夫をしてください
カメラにSDカードを入れて撮影するタイプはお勧めしません!
録画用の親機がいらないタイプで安くすませるには一見良いように思えるのですが、カード挿入口がある分防水性能が落ちるので耐久性が低く壊れやすい
カメラごと盗まれると証拠もカメラも無くなってしまうので本末転倒なことに・・・
防犯カメラ設置に必要な物
- カメラ
- 録画機(ハードディスク)
- カメラと録画機までの接続ケーブル
- カメラ用取り付け金具
- カメラ用防水ボックス
- カメラ用電源
- 録画機と接続するモニター(TVでも可能な場合あり)
防犯カメラの費用
設置場所によっては電源や有線ケーブルを遠くまで引っ張らなければいけない事があるので、それによって工事費が結構変わってきます
なので、相当ざっくりとですが、「費用について」ご説明します。
無線タイプ 5~10万円
有線タイプ 30万円前後
カメラを設置する場所に柱(ポール)を建てる必要があったりすると金額がかなり変わります。
(2019年10月現在)カメラの金額が一昔前に比べて相当安くなってます。
昔より圧倒的に買いやすくなりました。無線式の物であれば、一万円以下の物も出てきています。その分粗悪品も出回ってきたので、キチンと良い物を選ばないと損をしてしまいます。
防犯カメラの設置についてまとめ
- 防犯カメラは有線タイプ100万画素以上がおすすめ
- 録画はハードディスクがお勧め
- 電源の工事が必要
コメント