IHの【メリットとデメリット】リフォームの時に注意する事

IHのメリットとデメリットキッチン家電

オール電化に興味はあるけれど、良くわからない。
電気給湯器(エコキュート)は高いけどIHは実際の所どうなんだろう?
IHの導入を検討している方向けに、IHのメリットとデメリットをまとめました
あまり、言われていないデメリットの部分についても掘り下げて説明します

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IHのデメリット

良い事ばかりではないのでまずは、デメリットの部分の説明をさせて下さい。
大きく分けて3つのポイントがあります

IHは停電すると使えなくなる

当たり前かもしれませんが、電気を使っている為、停電した時は使えなくなります。
最近は、台風や地震の影響から停電になる事も多いので、予備にガスコンロを購入している方も多いです。
災害時の事を考えて太陽光システムと、蓄電池を導入されている方も増えています
また、発電機を自前で購入される方も増えてきました。

IHは使える鍋が限られている

IHは、大きく分けてオールメタル対応型と、少し安価な一般のIH型と2種類あります。
オールメタル対応型でも、鍋によっては熱効率が落ちるものがあるので、事前に持っている鍋がどういった物か確認しておくと、良いでしょう。
過去記事で鍋についてまとめた物があるので参考にしてみてください。

IHは熱が出ない

これは、メリットでもありますが、デメリットでもあります。
IHは電磁誘導という仕組みで火を使わずに鍋底のみ温めることができます。
これにより、ガスコンロに比べて上昇気流が起こりにくいんです。

古い換気扇をお使いのお宅では、換気能力不足になりがちです。
油煙が低い位置でバラバラに散ってしまうのです。

起こりうる問題

  1. 壁紙が汚れる
  2. 衣服や家具に油汚れがついてしまう
  3. 家電の内部に油煙が入り、故障の原因になる

キッチンの周りにある家電

  1. レンジ
  2. 冷蔵庫
  3. テレビ
  4. エアコン

これらの、機械の中に油煙が入り込むと接触不良を起こしたり、エアコンの場合は能力の低下が起こります。
最近使っているお宅も増えてきているフラット型のレンジフードは吸い込み口をわざと狭くして、換気能力を高めています。
旧型の換気扇のままコンロだけIHにするのはお勧めしません

吸気口の話

特に冬場は窓を閉め切っている事が多く吸気が不足している為に十分な排気ができなくなります。
極論ですけど、布団の真空パックを思い出してください
閉め切った密閉状態で空気を排出すると気圧が下がって真空状態になりますよね
そうならないように、家の中には吸気口を作るように定められています。

が、台所に吸気口が付いていないお宅もあるため、その場合窓を開けないと十分に換気できません。
吸排気を同時に出来る換気扇もありますが、その場合、壁に穴をあけて吸気用のダクトを別に持ってくる必要があります。
※家の構造によっては吸気口を新たに作るのが難しい場合もあります
IHを導入するなら、換気扇周りも同時に見直す事をお勧めします。

IHのメリット

デメリットばかりではありません。IHを入れているお宅が増えているのには訳があります。

IHは掃除が楽

フラットになっているので、お掃除が楽です。
ガスコンロの時に苦労したゴトク周りが無いので、キッチンが清潔になります。
キッチン周りを清潔にする事は風水的にも良いそうですね。
水回りは綺麗に保つと金運アップだそうです。
ゲッターズ飯田さんも言ってました。

IHは消し忘れの火事が無い

センサーが付いているので、消し忘れたり、間違ってスイッチが入っても途中で止まります。
一人暮らしのご年配の方に息子さんが消し忘れを心配して導入するケースが多いです。
誤って子供が誤動作しないロック機能も便利です。
ただ、子供が火を知らずに育つと危険って事が解らないという意見もあります。
キャンプや、花火の際に危ないよ、と教えてあげましょう。

IHで夏場の台所が快適になる

デメリットでもお話しましたが、火を使わないので周りの温度が上がりにくいです。
地獄の様な夏場の台所を経験したことのある方は、天国になったようだと、大変喜ばれています。
汗だらだらで調理した経験がある方は解ってくれるはず(笑)

オール電化による光熱費削減

一般的なガス器具といえば、コンロ、給湯器です
IHに変えた方は、電気給湯器(エコキュート)に変える事で、ガスの契約をカットすることが出来ます。
これが非常に大きな節約になります。
電気料金は上がりますが、ガスの基本料金が無くなるので、トータルすると光熱費が年間約1万~2万円カット出来ています。
ばらつきがあるのは、お客さんの生活リズムや家族構成の違いによるもの。

特に、最近は電力自由化が進んでいるので大きく節約する事が可能なんです。
ご家庭によっては、使用電力が少ないと損をすることもある電力会社の切り替えですが、
電気一本にまとめる事で最大限に節約する事が可能です。
年間2万円近く浮いたら大きいですよね。

とはいえ、電気温水器は導入費用が高いので、まずはIHから導入する方が多いです。
初期費用もかかることですから、慎重に選びたいところですよね。
今回はIHのデメリットとメリットをお伝えしました。
導入を検討されている方の参考になれば幸いです。

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