子供と見れるおもいっきり泣いて笑える映画

パコ映画

お芝居ミュージカルが好きなら絶対におススメ
登場人物全員カワイイし、世界観が大好き
セットや衣装の色遣いがホントにオシャレで劇中音楽も木村カエラが可愛く歌ってます。
最後のエンドロールまで楽しいので観たこと無ければ損してます。観るべき!

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「パコと魔法の絵本」

あらすじ

舞台は古い病院。金持ちクソじじいの大貫はいつも皆に嫌われるような事をして嫌がられています。
ある日いつもと同じように意地悪をしていた大貫はパコと出会います。
大事そうに抱えている絵本を笑顔で読んでいるパコ。
大貫は「貸してごらん、読んであげる」と言うと勝手に意地悪な物語に変えてしまいました。
それでも笑顔のパコに大貫は少し驚きました。翌日、大貫はパコに酷いことをしてしまいます。
泣き叫ぶパコでしたが翌朝会うとケロリとしていて笑顔で大貫に近づいてきます。
パコは一日の記憶しか覚えていられなかったのです。
近づいてきたパコに歩み寄る大貫。すると驚く事が起きました・・・・

キャストと役どころ

大貫:役所広司 
金持ちいじわるクソじじい。ホントは寂しいお爺さん

パコ:アヤカ・ウィルソン
「げろげーろ」どんなに嫌なことがあっても翌日になったら笑顔。かわいい

室町:妻夫木聡
元有名子役。かわいい演技しかできないまま成長して、そのことに苦悩している

タマ子:土屋アンナ
ザ・ヴァイオレンス看護婦。実はピュアでやさしい女の子

堀米:阿部サダヲ
全力の阿部サダヲ。とにかく自由に暴れまくります。ボタンが大好き

浩一:加瀬亮
大貫の甥っ子。ザ・眼鏡オブのび太

雅美:小池栄子
浩一の嫁。吸血鬼風の鬼嫁

滝田:劇団ひとり
元ヤンキー設定の消防士。似てるが川島省吾ではない。

龍門寺:山内圭哉
顔面やくざ。順平だいすき

木之本:國村準
見た目おっさん。心は乙女の中年オカマ

浅野:上川隆也
ピーターパンみたいな医者

浩二:加瀬亮
浩一と雅美の息子。ファンシーなオタク

このキャストでこの役どころ。面白くないわけがない!

映画冒頭のライオン・〇ング風の雄たけびとダンスから始まり、
個性の強すぎるキャストたちによる登場シーン。
全編ミュージカルや絵本の中に吸い込まれていくような世界観。
とにかく観て!
これでもかっていうくらいに濃いキャラクター達が全力で画面の向こうからぶつかってくる。
そんな演技に終始笑顔になったり、時にはホロリと泣いてしまうような映画。

阿部サダヲの自由で全力全開のワールドは思わず笑ってしまうし、
妻夫木聡の壊れた元子役は怖いようでカワイイようで斬新。
パコが絵本を読むシーンは、ほんとにカワイイ。
ぶっ飛んだシーンがあってもグっと引き込まれるのは
役所広司とアヤカ・ウィルソンとのやり取りが真剣で真っすぐな感情として伝わってくるから。

観客の心をつかむのが、ほんとーーーに上手いです。

所々に散りばめたパロディと笑いで観客の緊張をほぐし、
絵本のような世界観に舞台のような演出で引き込み、
すぅっと心を開いた所で泣きの演出。
「素直に人を喜ばせたいっ!」って伝わってくるのが素敵すぎる。
少なくても5回は観てますが毎回泣いてます。

アヤカ・ウィルソンを今作で初めて知ったのですが、これがデビュー作だそうです。
純粋無垢なパコは彼女の初々しさも相まって非常に魅力的な演技でした。
現在も女優さんとしてドラマや映画にも出演中。今後も楽しみです。

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